こんにちは、りんぐです。
今日は、最近本気でコピーライティングの勉強をし始めた僕が感じた、
「コピーライティング=ナメック星の最長老様理論」
についてお伝えしていこうと思います。
ナメック星の最長老様って
ドラゴンボールに登場するキャラクターなんですけど、
急にこんな事を言われたら、
多分ドラゴンボールを知っている人でも
「こいつは何を言っているんだ・・・??」
となると思います。笑
なので僕がそう思った理由であったり、
・そもそもコピーライティングって何ぞや?
・コピーライティングは日常でも使えるツールである事例
・コピーライティングは秘伝のテクニックを覚えれば良いわけではないワケ
・商品の魅力を限界以上に超えた表現を使うと〇〇が来る
といった事を丁寧に解説していきますので、
ぜひ最後までお付き合い頂けると幸いです。
コピーライティングって?
じゃあまず最初にそもそも
コピーライティングとは何ぞや?
という事から紐解いていきましょう。
これって人によって定義は違うと思うんですけど、コピーライティングは、
「100の価値があるものを、100をMAXとして人に伝える技術」
だと僕は思っています。
この”100をMAXとして”というのがポイントで、
別に凄い言葉を使うとか、
むやみやたらに相手の感情を揺さぶったりとか、
そういったものではありません。
例えば、その辺に落ちている石ころを拾って、人に
「これは見かけでは分かりにくいですが、正真正銘の月の石です。地球上には存在しない非常に貴重なもので、持っているだけでどんどんエネルギーが溢れてきます。1つ持っているだけで今後の人生は大きく変わる事は間違いありません。・・実は私はもう既にあと1つ持っているので、今回に限りご提供する事にしました。価格は”10万円”です」
といった説明をして、誰かに売りつけたとしましょう。
・・まぁ、あくまでテキトーな例なので、
「いや、買う人いないだろ」
「石の成分を調べさせてから考えさせてください!と言えばいいじゃん」
みたいなツッコミは一旦無しでお願いします。笑
これで仮に売れたとしても、
「ほら、コピーライティングの力を使えばこんな感じでただの石ころが売れるんですよ!」
という説明には違和感がありますよね。
だって、コピーライティングうんぬんの前に、
単に嘘を付いているだけですから。
これってつまり、
嘘を付いて無理やり価値を上げているような
錯覚をさせているだけじゃないですか。
つまり、100の価値しかないものを、
あたかも1000の価値があるように見せているんです。
なので、これはコピーライティングではありません。
じゃあ別の例として、
「美味しいリンゴ」
と表現するのと、
「~絶品リンゴ~一口かじった瞬間ジュワッとした甘味が口いっぱいに広がります」
と表現する場合、どちらの方が美味しそうに感じるか?というと多分後者ですよね。
極端な例ですけど、
こんな感じで伝え方1つで印象って全然変わります。
後者はあくまでリンゴが持つ100の価値を100をMAXに引き出す為の言葉って何かな~~?と僕が考えたものです。
間違っても、
「~絶品リンゴ~一口かじった瞬間ジュワッとした甘味が口いっぱいに広がります。これを食べれば口角が自然に上がり笑みがこぼれてしまう為、決して人前では食べないでください・・恐らくモアイ像ですら笑みをこぼすでしょう。このリンゴだけで様々な病気を克服された方が大勢います。例えばAさんは・・」
みたいにやると、明らかにやりすぎですよね。笑
なので繰り返しにはなるんですが、
コピーライティングは決して大げさな言葉を使って
価値を誤認させる技術ではないんです。
「どう伝えればこの商品が持つ魅力を100%引き出せるんだろうか?」
という事を、
・人が本能レベルで求めているのは何か?
・人が行動したくなる瞬間とは?
・人が感情を動かされる状況は?
みたいな知識を使って適切に伝えていくものなんですね。
もちろん”伝え方”なわけですから、日常でも役に立つんですよ。
またまた超極端な例を出すと、自分がお金を貸している人に
①「おい!お前金この前貸してた金返せよ!(理由は家族の入院費が必要になった為)」
②「いや実はさ・・家族が入院する事になってさ・・お金が急遽必要になったから、悪いんだけどこの前貸していた金返してくれない?」
と伝えるのでは、どちらの方が返してもらえる確率が上がると思いますか?
・・・②ですよね。
だっていくら自分がお金を貸している側だとしても、相手も人間なわけで、いきなり事情も聞かされず上から目線で命令されるのはイヤじゃないですか。
仮に返して貰えたとしても、
「(何だコイツ!貸してる側だとしてもこんな偉そうに言われたら気分が良くないわい!)」
と思われてしまい、今後の関係性に影響が出てくる可能性だってあります。
といった感じで僕らはロボットではなく
感情のある人間なので、
同じメッセージだとしても
伝え方1つで印象はいくらでも変わってしまうんですね。
だからこそ、”伝え方”の学問であるコピーライティングは、
ビジネスをやる人はもちろん、
そうでない人も学んだ方が良いんです。
ナメック星の最長老様
じゃあそんなコピーライティングが、
なぜナメック星の最長老様なのか??
という所と繋げていきましょう。
・・ただそもそも、
「おい、ナメック星の最長老様って誰じゃい・・まずはそこからやろ」
という人の方が多いと思うので、解説しますね。笑
まず、ナメック星の最長老様というのは、
漫画:ドラゴンボールに出てくるキャラクターになります。

↑↑↑
このキャラクターです。
悟空の仲間にピッコロっていう
緑色の宇宙人戦士がいるんですけど、
そのピッコロがナメック星人なんですね。

↑↑↑
ピッコロ
そのピッコロの生まれ故郷がナメック星なんです。
※正確にはピッコロの親ですけど※
そんなナメック星人には実は男女の概念が無く、
全員”1人のナメック星人”から卵で生まれてきます。
その”1人のナメック星人”というのが、ナメック星の最長老様。
”最長老”ともあるように、全ナメック星人の生みの親なんですね。
(じゃあ最長老様は誰から生まれたんだ?という卵が先か鶏が先か理論は置いておきます。笑)
そんな最長老様には、
無限ナメック星人製造マシーンという役割の他に、
もう1つ凄い能力があります。
それが、
「その人が潜在的に持つ力を100%引き出す」
というもの。
ここで急にはなるんですが、悟空の友達のクリリンって分かりますか?

このスキンヘッドのキャラです。
で、そのクリリンが最長老様の所に行くんですけど、その時最長老様にこう言われます。
「あなたは地球人なのにとびぬけた力を持っているのですね。しかももったいない事にまだ眠っている力がおありになる。その力を起こしてさしあげましょう。」
それに対しクリリンは、
「そんな力なんか残ってませんよ・・さんざん修行したんすから。今でさえもう限界を超えているくらいなんすよ・・はは」
と言い返すんですが、最長老様はその言葉を気にする事なくクリリンのつるつる頭に手をペタンっと乗せ、ブゥゥン!と力を使います。
・・・するとクリリンの体からボワァァァッと力が噴き出して来たんですね。

「うひゃーー!!!力がふきだしてきた!!すげーー!!」
クリリンは大興奮。笑
という感じで、最長老様はクリリンの潜在能力を引き出したんですが、僕はこれを見て、
「あ、ナメック星人の最長老様がやっている事はコピーライティングや」
と思ったんです。
・・・どういう事か?
というと、復習にはなるんですけど、
僕が定義しているコピーライティングって何だったか覚えていますか?
・・・100の価値があるものを、100をMAXとして人に伝える技術でしたよね。
じゃあナメック星の最長老様の能力は?
「無限ナメック星人製造マシーン!」
いや、違わないんですけど違います。笑
正解は、
「その人が潜在的に持つ力を100%引き出す事」
でしたよね。
コピーライティング=100の価値があるものを、100をMAXとして人に伝える技術
最長老様の能力=その人が潜在的に持つ力を100%引き出す事
ほら、一緒じゃないですか?
最長老様がやったのは、
元々”クリリンが持っていたパワー”
を引き出したことです。
つまり最長老様は、
クリリンが持っていた力を
引き出す手助けをしてくれたんですね。
「いやぁ・・俺も限界を超える位修行してこのレベルなんで・・もうこれ以上はないっすよ・・ハハハ」
そう言っていたクリリンの力を引き出しました。
これってコピーライティングと一緒なんですよ。
「その商品が元々持っている100の価値を、100をMAXとして人に伝える技術」
つまり、ナメック星の最長老様は、超一流のコピーライターというわけです。笑
ここでポイントになるのが、
「あくまでその商品(クリリン)が持つ力を100%引き出しただけで、それ以上の力を与えたわけではない」
という事です。
コピーライティングでも、
明らかにその商品が持つ力以上の言葉を使ってしまうと、
ただの誇大広告と見なされてしまいます。
そうすると一時的な売り上げは増えるかもしれないんですが、お客さんからすれば
「なんだ、あんな凄い言葉使ってたから期待したのに・・全然大した事ないじゃん・・この人はこんな感じで売る為なら必要以上に魅力的な言葉を使う人なのね・・いい勉強になったわ」
といった感じで信用が無くなってしまうので、長期的な売上は減ってしまいます。
だって信用が無くなってしまえば、
今後その人の文章を読もうとは思わないですよね。
そもそも読まれない中で、
いくら凄いテクニックや言い回しをしても全く意味がありません。
だって読む人がいないんですもん。笑
僕は最初、
コピーライティング=人の心を動かし商品を動かす文章術
みたいな説明を受けて、カッコいい!と思って興味を持ち始め、
「コピーライティングは秘伝のテクニックや言い回し、キラーワードを覚えればいいんだ!」
とか思ってたんですけど、これは完全に間違いでした。
結局は”伝え方”である以上、自分と相手との関係性や、
言葉を届ける相手の状況によって適切な言葉って違いますよね。
なのでまずコピーライティングを学ぶ時は、
「コピーライティングは100の価値があるものを100をMAXに伝える技術であって、この言葉を使えばどんな商品も売れる魔法のフレーズを覚える学問みたいなものではない」
という事を理解していきましょうね。
目指すはナメック星の最長老様です。笑
もちろんその事を踏まえた上で、
・人が物を買う時の心理
・人が本能レベルで欲しいものは?
・人が行動したくなる時ってどんな時?
・人の感情を動かすには?
みたいな事を学んでいくのが良いのかなと思います。
・・・間違っても、100の価値しかないものをあたかも1000の価値があるように表現してしまうと、その瞬間に終わりですからね。
漫画:BLEACH(ブリーチ)に出てくる超絶カリスマキャラ、藍染(あいぜん)も、

あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ
と言ってますからね。
(くぅぅ!カッコ良すぎるぅぅぅ)
まぁそれはさておき。笑
・・・ちなみに、実はドラゴンボールには、
最長老様の他にも更に潜在能力を引き出すキャラがいるので、
そこもちょっと触れていきますね。
そのキャラというのが、老界王神様(ろうかいおんしんさま)。
まぁザックリ言うと、すごく偉い神様、というイメージで大丈夫です。

その老界王神様の能力は、
「その人が持つ潜在的な力を”限界以上”に引き出す」
というもの。
パッと聞くと、最長老様の上位互換、みたいな感じですね。
この老界王神様によって、
孫悟飯(悟空の息子です)は自分の限界以上の力を引き出してもらい、
単体での戦闘力なら原作最強になりました。
本人も驚く位、めちゃめちゃ強くなります。笑
・・・ただね、孫悟飯は限界以上に強くなったせいか、調子に乗るんですよね。
それまでの一人称は”僕”だったのに、力を得てからは急に”オレ”になったり、圧倒的に強くなってしまったせいで、相手の事をなめてしまうんです。(俗にいう舐めプ)
また、敵に対する言葉も、
「きさまを殺すつもりだ」
「ウスノロ」
「勝てんぜ お前は」
みたいな感じでちょっと強めになってます。
・・・まぁ家族や仲間が殺されているのでしょうがないんですけど。
敵をさっさと倒せばいいものを、ちょっと調子に乗ってしまったせいで、その後はなんやかんやパワーアップした敵にボコボコにされてしまうという事になりました。
ここから学びを得るなら、
「人は自分の力以上のものを手に入れてしまうと、何かしら反動が来る」
という事。
孫悟飯だったら、自分の能力以上に強くなり過ぎてしまったせいで、調子にノってしまいました。
これって原理的には、宝くじの1等に当たった人のほとんどは最終的に破産すると言われいているのと同じかなと。
たまたま運で3億円とか手に入れても、
自分の実力で生み出したものではないから、
使い方が分からず浪費してしまい、
お金が無くなっても生活水準が
下げられずズルズルと落ちていく
・・・みたいな話ですね。
そしてこれはコピーライティングでも同じ。
その商品が持つ価値以上の表現をしてしまうと、反動が来ます。
どんな反動か?というと、
・分かりやすいクレーム
・信用が無くなり読まれなくなる
・新しい商品を販売しても、「この人前に誇張した表現を使ってたからな・・気を付けなきゃ」と思われる為、信頼を獲得するのに莫大なエネルギーがかかる
みたいな感じですね。
なので一見すると、限界以上の力を引き出す老界王神の方が良さげに見えるんですけど、長期的に見たらナメック星の最長老様スタンスの方が良いんですよ。
という事で、僕らが目指すイメージはナメック星の最長老様であり、僕が冒頭でお伝えした
「コピーライティング=ナメック星の最長老様理論」
を何となく理解して頂けると嬉しいです。笑
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
・・・あ、ちなみに僕が勉強している本はこちらです。
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